【卓球】WTTスターコンテンダーとは？【大会概要・歴代優勝者まとめ】

WTTスターコンテンダーとは、世界ランキング上位に行くためにWRポイントを稼ぐことのできる大会。

今回はそんなWTTスターコンテンダーの大会概要について、詳しくまとめたいと思います。

WTTスターコンテンダーとは

WTTスターコンテンダーとは、WTT （World Table Tennis）が開催する卓球の国際大会。WTTシリーズの中では3番目に位置する大会です。

この大会にはトップランキング（世界ランキング20位以内）に入れていない選手が主に参加し、これらの選手にポイント獲得の機会を与えるという意義の大会になっています。

ちなみに、大会名となっているコンテンダー(contender)には競技者・挑戦者という意味があります。

コンテンダー（contender）：競技者・挑戦者

ボクシングではチャンピオンタイトルに挑む挑戦者のことをコンテンダーと呼ぶように、卓球でもより上の大会、より上の世界ランキングを目指していく選手たちが出場するにふさわしいネーミングになっています。

ひとつランクが上がったWTTチャンピオンからは世界ランキング上位に位置していないと出場資格が得られないため、ここで結果を出すことでWRポイントを稼いで、より上位の大会への出場資格を得る野心に溢れた大会になっています。

種目は男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルスの5つ。年間の開催は最大6回となっています。

WTTスターコンテンダー大会概要

WTTスターコンテンダーで得られるWRポイントは以下のとおりです。

種目	🏆優勝	🥈準優勝	Best4	Best8	Best16	Best32	予選通過
男女シングルス	600	420	210	105	55	25	20
男女ダブルス	600	420	210	105	5		20
混合ダブルス	600	420	210	105	5		20

WTTスターコンテンダー WRポイント

参考までに他のWTT主催大会で得られるポイントもまとめておきます。

賞金総額は20〜30万USドル。日本円にすると約3,000万〜4,500万円相当です。

過去3大会の賞金総額はいずれも25万ドルでした。

WTTスターコンテンダー過去大会賞金総額

※賞金の日本円換算は2024年3月時点で計算しています。

試合形式はノックアウト式のトーナメント戦。シングルスは48名、ダブルスは16ペアが出場します。

シングルス決勝のみ7ゲームマッチで行われ、その他の試合はすべて5ゲームマッチです。

WTTスターコンテンダーの出場枠はシングルスが48枠、ダブルスが16枠です。

出場枠の内訳は以下のとおりです。

種目	参加人数	内訳
男女シングルス	48名	WRから30名トップランキング(WR20位以内)4名ワイルドカード4名 WTT推薦2名予選通過者8名
男女ダブルス	16ペア	WRから10ペアワイルドカード2ペア予選通過4ペア
混合ダブルス	8ペア	WRから6ペアワイルドカード2ペア

WTTスターコンテンダー出場資格

用語解説

シングルスの予選の人数は、開催国が 32選手以下/48選手以下/64選手以下のいずれかから選択します。

①【協会参加人数上限】

WTTコンテンダーでは特定の国の選手が多く出場して偏ることのないように、各協会から出場できる人数に上限が設けられています。

種目	上限人数	詳細
男女シングルス	各協会6名	・WR21位以下の選手の中で上位者から優先・予選、本戦合わせて6名まで・ワイルドカード、WTT推薦で選出された選手は上限人数に含まれない
男女ダブルス	各協会8名	・本戦、予選合わせて同協会ペアは最大3ペアまで・それ以上は他協会ペアで組むこと
混合ダブルス	4名	・予選、本戦合わせて最大4名まで