WTTが開催する“WTTチャンピオン”はWTTが開催する大会で、「グランドスマッシュ」「カップファイナル」に次ぐ3番目に位置する大きな国際大会です。
今回はそんなWTTチャンピオンの大会概要について、詳しくまとめたいと思います。
WTTチャンピオンとは
WTTチャンピオンとは、WTT (World Table Tennis)が開催する卓球の国際大会。
WTTシリーズと呼ばれるものの中では2番目にする、大きな大会です。
大会概要
種目はシングルスのみで、年間の開催は最大で4大会までとなっています。
最大の見どころは卓球台を1テーブルのみで行う点にあります。
全観客がひとつの試合に注目するという、緊迫した雰囲気で大会が進んでいきます。
WTTチャンピオン | |
---|---|
年間開催数 | 最大4大会まで |
大会日数 | 本戦5日間 |
種目 | 男女シングルス |
使用テーブル | 1テーブル |
賞金総額 | 40〜60万USドル(約5600〜8400万円) |
世界ランキングポイント
WTTチャンピオンで得られるWRポイントは以下のとおりです。
種目 | 🏆優勝 | 🥈準優勝 | Best4 | Best8 | Best16 | Best32 |
---|---|---|---|---|---|---|
男女シングルス | 1000 | 700 | 350 | 175 | 90 | 15 |
オリンピック・世界選手権・グランドスマッシュの優勝者には2000ポイントが与えられ、WTTカップファイナルは1500ポイント。
なので世界ランキングポイントで考えると、WTTチャンピオンは3番目の規模の大会になります。
賞金について
賞金総額は40万〜60万USドル。日本円にすると約5,600万円〜8,400万円相当です。
過去大会の賞金総額は以下のとおりです。
大会 | 賞金総額(米ドル) | シングルス優勝賞金 |
---|---|---|
チャンピオンズマカオ2022 | 800,000ドル | 25,000ドル |
チャンピオンズフランクフルト2024 | 500,000ドル | 30,000ドル |
チャンピオンズ仁川2024 | 300,000ドル | 不明 |
日本円に換算してみました。↓
大会 | 賞金総額(日本円) | シングルス優勝賞金 |
---|---|---|
チャンピオンズマカオ2022 | 約1億1000万円 | 約380万円 |
チャンピオンズフランクフルト2024 | 約7500万円 | 約450万円 |
チャンピオンズ仁川2024 | 約4500万円 | 不明 |
※賞金の日本円換算は2024年3月時点で計算しています。
試合形式
試合形式は32名によるトーナメント形式。
R32、R16、準々決勝までは5ゲームマッチで進み、準決勝と決勝は7ゲームマッチで行われます。
出場資格
WTTチャンピオンの出場枠は、男女各32枠です。
出場資格は世界ランキングの上位選手から自動的に与えられます。
エントリー時点での世界ランキングに沿って出場選手が選出されます。
種目 | 参加人数 | 内訳 |
---|---|---|
男女シングルス | 32名 | WR上位から30名 ワイルドカード:1名 WTT推薦:1名 |
- WR:世界ランキングの略です。エントリー締め切り時点で判断されます。
- ワイルドカード枠:開催国が出場選手を選出できる枠です。世界ランキングに関わらずに選出できます。
- WTT推薦:主催者であるWTTが出場選手を選出できる枠です。世界ランキングに関わらずに選出できます。
出場制限
WTTチャンピオンでは、特定の国の選手が多く出場して偏ることのないように、各協会から出場できる人数に上限が設けられています。
種目 | 上限人数 | 詳細 |
---|---|---|
男女シングルス | 各協会4名まで | ・ワイルドカード、WTT推薦の選手は上限人数に含まない ・開催国は4名+ワイルドカード1名の最大5名が出場可能 |
過去大会結果
過去大会の結果・歴代優勝者は別記事にまとめてあります。
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